40週0日。予定日当日の検診。
生まれる気配…なし。
ちなみに娘の時は41週を超えて羊水が減り、バルーンと促進剤を使っての分娩となりました。
助「あははは!今週も会っちゃったわねぇ!」
私「あはは…まだお腹の中にいるよ…」
助「さて、どうする?少し刺激させて陣痛促してみる?」
私「お願いします。」
助「OK!ではベッドに横になって!」
〜〜慣れた様子でベッドによじ登る私。〜〜
助「結構痛いと思うわ。そして出血すると思うけど心配しないで!」
私「これで出産につながるのはどれくらい?」
助「半分ってところね!さぁ、始めるわね!」
私「…ちょっ!?☆※♯??★!?」
痛い痛い!!!びっくりするくらい痛い!!!
私痛みには強い方だけど、なんだこれ!?
めっちゃ変な汗かきました。
しかし容赦ない助産師さん…。
これに比べたらバルーンなんて蚊に刺されたようなもん…(私の感覚では)
詳しく書くとかなりグロテスクなので控えますが、簡単に言えば思いっきり助産師さんの手でグリングリンされたわけです。強烈〜〜〜!しかもね、その状態で目を合わせて会話しながら!!!冷静に考えたらかなり笑っちゃう状況だけど、痛くて笑ってる場合じゃなかった…。
これで陣痛に繋がらなかったらめっちゃ損した気分や!!!!
助「これで2〜3日くらいで陣痛が来てくれるといいんだけど。」
助「もう次こそここには来ないって祈ってるわ!」
と笑顔で見送られました。いやいや、いつも通りな感じでめっちゃのんきに構えていったら想定外のことあって焦りましたよ。フゥ。心構えって大事なんだなぁ。
翌日。
特に何もなく…。内心ドキドキの私。
なぜならムスメの出産の時は
・前駆陣痛なし
・おしるしなし
・子宮口7センチ開いても痛みなし
・そこから一気に痛みが来て出産!
だったので、軽い陣痛かどんなもんなのかわからない。
昨日せっかく刺激してもらったし、産みたいぞ!!!と、自転車乗ったり歩き回ったり…。そして遊びに行ったりもしてみたけれど音沙汰なし…。
翌々日。
昼過ぎからちょっぴりお腹が痛い。でも痛みは一瞬でおさまっちゃうし、生理痛より痛くないもんなぁ〜〜〜。まさかこれって前駆陣痛ってやつ!?とウキウキ。一応出産グッズ確認して〜〜〜ムスメとしばらくデートできなくなっちゃうから学校帰りにアイス食べに行って〜〜〜夜ご飯多めに作って!!と産む気満々。
夜9時ごろ。
結構頻繁にお腹が張るようになってきた!携帯の陣痛アプリを使ってみよう!!
う〜〜〜〜んマダマダ。
夜10時ごろ。
おっ、20分間隔!これは本陣痛につながるかな〜〜つながるといいな〜〜〜
夜11ごろ。
15分間隔。おぉ!期待できそう!でも長丁場になるかもしれないし、まだ痛みもないしパパ寝てもらっておこう…。
私「もしかしたら今晩出産になるかもしれんし、今のうちに寝ておいてー。」
夫「わかった〜〜〜Zzzzzz」
一瞬で寝ました。一応陣痛かもしれない妻を置いて一瞬で寝ました。私はストレッチしたり息を吐いたりしながら母と友達に「陣痛なう」メール。でもまだまだ痛みは余裕。
夜12時。
10分間隔!やっぱりハイペース。
助産師さんに連絡。「30分くらいで行くわ!」と。
パパを「さっき寝たばかりで申し訳ないけど10分間隔になったわ…。」と30分くらいで叩き起こしました。
1時前。
助産師さん家に到着。30分くらいって言ったのに50分くらいかかってる(笑)こんな時まで欧州タイムか!家のソファーで内診。こんな時にクラームパケットの出番なのです。
助「すぐに病院に行きましょう!あなたは私の車に乗って!旦那さんは荷物と娘さん乗せて後ろからついてきて!」
と言いながら助産師さんは病院に連絡。
早いと助産師さんはいったん帰っちゃったり、家でしばらく待機したりするって聞いてたからなんだかのんびりしていたけど、即病院でした。助産師さん滞在、10分くらい(笑)
ムスメを起こしてみんなで出発!この頃で痛みは感じるものの、まだ歩けちゃう程度。
助産師さんの車の助手席に防水シーツを敷いて座る…。食べたばかりのバナナの皮(笑)そうだよね、お腹に入れとかないと大変だもんね!!!今度はガム噛みだした。
助「…いる?」
私「いらないよ(笑)」
助「あなたの旦那さん、めちゃめちゃ安全運転ね!他に車いないないのに速度ピッタリで走ってる!はははは(笑)」
私「日本人だからね(笑)」
助「日本人は真面目よね!去年日本に行ったけど、みんな電車に並んで待っているのには本当にびっくりしたわ!!!!!」
私「そうだね〜〜」
2時。
ちょこちょこ陣痛はあるものの、助産師さんが会話で気を紛らわしてくれて病院到着!エマージェンシーの入り口から入る!パパとムスメは荷物を持って夜間入り口から。
助「車椅子持ってこようか?それとも歩く?」
私「痛いときだけ止まれば歩けるよ。」
助「強いわね〜〜〜〜じゃ、痛いとき言ってね!」
一度立ち止まり分娩室に到着!
広〜〜〜〜〜〜い!めっちゃ綺麗〜〜〜!外は夜景が綺麗!
陣痛も、出産も、産後も全てこの部屋で過ごします。
私「夜景が綺麗!」
助「でしょ!この夜景を見ながら出産よ!」
(カーテン開けたまま出産かぁ〜〜〜い!)
助「じゃあ、分娩台に乗って!」
踏み台を使ってよじ登る。パパとムスメが来てくれて、荷物を受け取り、二人には待合室で待機してもらうことに。立ち合いも可能と言われていたけれど、別に私は見せたいとも思わないし、何より一人で集中したいので(笑)ちなみにオランダではほとんど立ち会い出産で、パパがへその緒を切るらしい。
「じゃあね〜〜頑張ってね〜〜〜!」「は〜い!お母さんにメールしといて〜」…みたいな感じでアッサリと別れ、時折やってくる痛みを「ヒッヒッフゥ〜〜」で乗り切っていました。ヒッヒッフー、すごいわ。ちなみにずっと「ヒッヒッ」で息を吸って「フゥ〜〜」で吐くもんだと思ってたら「ヒッヒッフー」全部吐くんですね。二人目の出産で初めて知りました(笑)
部屋には私、助産師さん、病院の看護士さんの3人。私の名前や生年月日の確認をしながら輸血準備やら出産準備を整えてくれていました。
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